自分がまさか転職するとは思わなかった。
大学を卒業して入った会社に一生勤めると思っていた。
でも転職してしまった。
キッカケはとても単純。
奥さんに「転職すれば?」と言われた。
「そうだな・・・」と踏み切った。
5年間勤め続けた会社をやめた。
「ギュウギュウの満員電車」と
「上司に誘われて飲み屋をハシゴする」のが嫌だった。
そのトラウマか、今でも2次会に行くのは気が進まない。
1次会が終わると、無性に家に帰りたくなってしまうのだ。
奥さんは毎日僕が嫌々会社に行くのを見て転職を薦めた。
後で聞いた話だが、そんな理由で会社をやめて
この人大丈夫なのかしら?と思ったらしい。
自分でもどうしようもないやつだなと思う。
みんな満員電車に乗って毎日通勤しているのに・・・。
なぜだか自分では「転職しようかな?」とは全然思わなかった。
というかそんな考えは思いつかなかった。
だから、「転職すれば?」と言われて
ハッとさせられたのを、今でも憶えている。
転職して、しばらくはとてもつらかったが
結果的に、とても運気が上がったと思う。
いい転職だったなあ、といまさら思う。
絶好調で働いていた折、
僕は10日間、入院する事になる。
過労も手伝ってだろうが、成人のはしかにかかってしまったのだ。
退院後、また絶好調で働いた。
そして半年もしない内に、僕はまた転職する事になる。
はじめての転職後、2年と4ヶ月が過ぎていた。
キッカケは奥さんの「転職した方がいいよ」の言葉だった・・・。(つづく)